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東京都立墨東病院
看護部の皆さまへのインタビュー

看護師と医療作業員(看護補助者)が
Win-Winの関係を築くことで
看護ケアの質向上を
東京都立墨東病院
副看護部長
中 薫さん(写真左)
鈴木真美さん(写真右)
東京都立墨東病院

東京都立墨東病院は、東京都東部医療圏を支える中核的な総合病院です。24時間体制の高度救急医療や総合周産期母子医療センターを備え、重症患者やハイリスク妊娠にも対応。感染症、がん、心・脳血管疾患など専門医療も充実し、地域連携と患者中心の医療を大切にしながら、安心と信頼の医療を提供しています。
同病院では、2025年10月よりタスクフォースの医療作業員(看護補助者)約70名が派遣され、800名もの看護師の皆さんのサポートにあたっています。副看護部長の中薫さん、鈴木真美さんを中心に、現場で活躍する看護師の皆さんにもお話をうかがいました。

※墨東病院では現状、身体介助を伴わない看護補助者を医療作業員と呼んで区別しています。

総務課 森内佳美さん
Q1
東京都立墨東病院様では、2025年10月よりタスクフォースによる医療作業員(看護補助者)の派遣サービスを導入されていますが、導入に至った背景を教えてください。
中さん
実を言うと、それまで大手の医事業務受託サービス会社にご協力いただいていたのですが、人材不足を主な理由に同社が撤退したいという話になったんです。また、請負であるがゆえに業務の細かい部分が直接把握できていないことに対する問題意識もあったため、人材派遣サービスも視野に入れて検討していたところ、タイミングよくタスクフォースさんからお声がけいただいたのがきっかけでした。直接雇用も考えられましたが、採用から教育までの手間を考えると、今すぐには難しいという判断に至りました。

森内さん
以前から他の派遣会社にも声をかけてはいたんですけど、タスクフォースさんには、看護部といっしょになってサポートしてくれそうな期待をいちばん感じていました。実際、担当の本山さんには細やかに対応いただき、フットワークも軽い方なので、すごく仕事がしやすくなったと思っています。
副看護部長 鈴木真美さん
Q2
看護部では「Win-Win会」というプロジェクトを立ち上げて、業務の効率化などを図っているとのこと。その活動について教えてください。
鈴木さん
Win-Win改善プロジェクト(通称Win-Win会)は、「委員会」のように堅苦しいものではなく、「楽しくやっていこう」をテーマに業務改善活動の一環として立ち上げ、今年で2年目になります。昨年は医療クラークの業務を見直し、職種連携を強化することで、看護師にとってもクラークさんにとっても働きやすい環境の創出を目指しました。
今年度は3つのグループで医療作業員さんの仕事を見直し、双方のWin-Winを目指しています。看護師が患者さんのそばでゆっくりと話を聞いたりするなど、適切な看護に集中できるようになることで、医療ケアの質向上を目指しています。
Q3
Win-Win会のメンバーとして活動している看護師の皆さんにお聞きします。具体的な活動について教えていただけますか?
伊藤さん
業務内容のグループは、これまでの医療作業員の業務を見直し、他部署にお願いできることはないかなど検討し、医療作業員の業務の削減を目指しています。例えば、これまで検体容器は医療作業員が運んでいましたが、エアシューターを導入して搬送業務を軽減し、その分、病棟にいられる時間を長くするなどの取り組みを行っています。医療作業員さんからも楽になったという声をいただいています。
奥山さん
私たちのグループは、その他の業務改善として、前年度のクラークさんの業務改善を引き続き進めたほか、入院用のオリエンテーション動画の改訂、他グループのアシストなどを行っています。これまで10日間で行っていたクラーク業務のオリエンテーションを5日間に短縮したところ、今のところ問題なく運用ができています。
三浦さん
マニュアル作成グループでは、医療作業員業務マニュアルを作成しました。それまでは病棟ごとで独自にマニュアルを更新していたのですが、医療作業員の方にヒアリングを行い、ベースとなる洗浄や清掃、搬送などの項目を洗い出し、統一化を図りました。私たちとしても医療作業員さんをすごく頼りにしているので、新しく来られた未経験の方でもすぐに仕事になじんでもらえればという想いがあります。
中さん
これらWin-Win会の取り組みによって、全体としては各所の連携がスムーズになりました。また、例えば内服薬のセットを医療作業員さんに新たにお願いすることで、看護師の負担が大きく軽減され、ひいてはそれが患者さんのケアの質向上につながっていくものと考えています。
Win-Win会のメンバーを含む看護師の皆さん 前列左は、タスクフォースの担当、本山聖子
Q4
多くの医療作業員の雇用形態が、業務受託(請負)から派遣サービスに変わったことで、何か変化はありましたか?
鈴木さん
10月からは、朝礼に医療作業員さんたちにも参加してもらっています。簡単な声かけをする程度ではありますが、互いに意識するようになったと感じています。同じ想いで働いているチームなんだと認識してもらうことが、医療作業員さんたちのやりがいにつながってくれたらと思っています。

伊藤さん
請負だったときは、医療作業員さんの休憩にしてもあまり気にかけていなかったように思います。今は、休憩時間なのに病棟に残っていたら休憩に入るよう促すなど、声かけするようになりました。同じ病棟で働くスタッフとして仲間意識のようなものが芽生えたように思っています。

平田さん
消毒などの作業は医療作業員さんにお願いしているのですが、誰もいないときは当然、看護師が行います。とても時間のかかる作業で、そんな時は医療作業員さんへの感謝の気持ちがあふれだします。本当に助かっています。

吉田さん
ふだん医療作業員さんにお願いしている業務を、不在時に看護師が行うときは、その業務自体の必要性について考えさせられます。例えば、尿瓶をディスポにするなど、今後はそのあたりも整理して業務改善につなげていきたいと考えています。
Q5
医療作業員さんへのお気遣い、ありがとうございます。医療チームの一員であることを認識していただくことは、医療作業員の皆さんが安定的に働き続けられることにもつながりますね。
副看護部長 中 薫さん
勤務初日は、すべての医療作業員の方に集まってもらい、看護部の所属になるということを伝えるとともに、ユニフォームも新調し、看護部長からは「看護部の仲間として共にがんばりましょう」とご挨拶いただきしました。
当院では毎年、ちょっとしたプレゼントを贈ったり、病棟からの手紙を読んだりするイベントを行っていて、看護部から感謝の気持ちを伝えています。
「チームとしてがんばっていこう」という姿勢は常に大切にしていて、毎日の朝礼には医療作業員の方にも参加してもらっています。一度は当院を辞めたものの、他の病院で働いて初めて大事にしてもらっていたことが分かり、また戻って来た方もいらっしゃいます。

森内さん
請負の時と比べて、当院の看護師が医療作業員に丁寧に対応し、気持ちを伝えたり、面倒を見たり、常に気にかけているという風潮に変わってきたように思います。
タスクフォースの医療作業員たちの勤務初日 上野真弓看護部長に激励いただきました
Q6
ありがとうございます。その他、病院の取り組みについて教えてください。
中さん
墨東病院ではDXを推進していて、2024年には「CCC(Command & Control Center)」を開設しました。これは病院内の複雑なデータを包括的に収集して解析し、タイルと言われるモニターに可視化する業務管理システムで、予約や緊急入院などが迅速に決定できるようになりました。また、CCCを活用することで、例えば医師とのディスカッションが簡潔になって時間短縮にもつながっています。全国的にもまだめずらしい試みで、様々な病院関係者が見学に来られます。
また、上野看護部長の号令のもと、職員の一人ひとりがウェルビーイングの状態であることが大切だという観点から、看護部の運営方針を「挑戦とウェルビーイング」と定め、各部署がそれぞれアイデアを出し合いながら取り組んでいるところです。

森内さん
私は最近異動してきたんですが、墨東病院は業務改善にとても意欲的で、職員の一人ひとりにその意識が伝わっていることに驚きました。こちらがいろいろと刺激されている毎日です。
副院長・看護部長 上野真弓さん
Q7
最後に、これから看護の現場で働いてみたいという方に向けて、上野真弓副院長兼看護部長がメッセージを寄せてくださいました。
上野さん
墨東病院では、職員一人ひとりが自身の魅力を最大限に生かしていきいきと看護を提供しています。
看護職員がいきいきと仕事ができているのは看護の仕事を支えてくれる医療作業員さんがいるからです。実際に看護師から「医療作業員さんが検体搬送や物品洗浄をしてくれるので助かっています」という言葉をたくさん聞きます。患者さん・ご家族に笑顔と元気を、そして和やかな日々を取り戻す、そんなお手伝いをぜひ一緒にやっていただきたいです。
貴方のやる気を思う存分、墨東病院で発揮しませんか。